南千歳観察帳

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オタクの部屋

 転職を気に引っ越して1年が経った、その間自作キーボードにハマったり病気になったりもしたが、ようやく自分の机上の環境ができてきたような気がする。

 

 写真はこれ

 

 てな感じでデュアルモニタからトリプルモニタへ、埋もれてて使ってなかったマイクを前面にといろいろできるようになった。

 トリプルモニタは普段は3枚だが、在宅勤務の際にデュアルモニタ未満の環境になるのが嫌というのもあり、会社PCとつなげて使ったりするつもりだ。

 まだまだ使いこなしているかというとそんなことはないのだが、今後も拡充を図りたい。

 1画面1キーボード運用は結構いいんじゃないかと思っているが問題はキーボードの方が多いことだ……使いこなせてない……

 ウェブカメラもあることだし、キーボードを作る時に手元とかを映して配信なんかしてもいいかもしれないと思っている。

 そんな感じで、外出自粛自体は平気だけど店やってないとか人と会いにくいのは面倒くさいっすねという感じ。

 やっぱ部室とか欲しいっすね……

7sPro組んだ

 またキーボード組んだ話です、この記事は7sProで書いてます。

 

 ついに出たぜ7sKBのバージョン違いってことでいつも通り遊舎工房通販で購入。

 今回はスイッチをZealios65グラムをクレのシリコンスプレーでグリスアップし、キーキャップをTai-Hao ABS Midnight Dawnで組んだ。

 

 やはり筐体の安定感はずば抜けていると感じるPCBと設計だと思う、変なしなりみたいなものがない。

 キーキャップがいつもは使わないABSのダブルショットなので打鍵が重く感じることもあるが、これはこれで。

 スイッチに関してはキーキャップが重くなることを見越してもうちょっと軽いのを選んでも良かったかもしれない、この辺は経験値不足。

 実際使ってみて気になったところとしては、実装プレート以外は分割のため、中央付近の剛性感だけ不足を感じないことも無いけど持ち運びで気をつければ十分かなという感じ。

 打鍵感は前回と同様に良く、もう1台欲しいくらいのキーボード。

 問題は金が無いので次のことに取りかかれないことだけど……

 

 という感じで7sPro、オススメなのでぜひ(あ、でもオススメすると自分が買えなくなるのか)

転職して大体1年が経った

 

 というわけですが、お国のワンちゃんから某SIerに転職してサラリーマンになって約1年経ったわけですが、いいような悪いような一年だった、後半は割と悪い気がする。

 

 最初は研修に行かせてくれたり(つっても実務レベルで使い物になるかわからんよーなやつだったけど、それでも一人30万くらいするんじゃないかな)、能力に見合ったレベルの案件(試験のヘルプ要員、上に一人いたけど試験自体はほぼ一人でやってた)でお客さんも優しかったし、いい経験になったかなみたいなのが初夏くらい、やっぱ裁量が大きいのはいいですね、ペースも自分でコントロールできるし。

 んで、7月から例の案件に参画、こいつが実務未経験の自分にとってはシステムの設計やら要件やら仕様やらどこから手をつけていいのみたいなとこからスタート。

 メンバーも外部の人いれて新人ばっか、管理も実質一人みたいな体制でスタートしてまぁこの時点で炎上の火種はくすぶってたわけだけど。

 途中試験要員が足りないとかあって駆り出されたりしたけど、それでも7月は平和だったかもしれない。

 8月から有給キャンセルして出勤したり(コミケの時ね)、夏休みが終わって設計書提出したら仕様が変わったりレビューでボコボコにされる、まぁ素人が書いてチェックする余裕もなきゃそうなるわな。

 9月はなんとか保険金をゲットすべく親知らずを抜く周りの調整だけはうまくいったが、休日出勤が増え始める、勤怠記録が胡散臭くなってきたのもこの辺だったかな。

 10月も休日出勤がバンバンはいる、うーんこの頃忙しすぎて何してたか覚えてねえ、設計書の修正だっけな。

 11月も休日出勤とか客先から終電逃すとかやってたらついに中旬にダウン、内科異常なし、MRI取ったけど脳神経内科も異常なし、はーこりゃ心療内科だな。で無事鬱病で投薬生活が始まる。

 当然の如く体調は安定しないので休みも増えて勤怠がボロボロ、薬が体に慣れてないとか副作用で勤務中もきついし勤務態度ボロボロみたいなのを繰り返す。

 C++なんて未経験で最後にコード書いたのいつだっけみたいに目の前の業務と残業に追われたし。

 自作キーボードだけはまぁなんとか趣味でできてるけど、今はアニメ見るのも映画見るのも本読むのも手がつかなくて参ってる、うーん深刻。

4月から研修で場所変わるって話だけど、今のままで大丈夫なんかなぁっと思いつつ、この終わらねえ炎上案件から抜け出せたら健康に近づく気はしている。

 まぁ部署と上司と案件ガチャで見事にハズレを引いてしまったってーわけ、管理も崩壊してるしね。

 休職するか否かはまだ考え中だけど、やるならやった方がいいのかな?みたいな感じだけどとりあえずどこか飲みに行く方向で元気になりたい。

昔の人は「可愛い子には旅をさせよ」と言ったが「キーボードには金を突っ込め」は俺が言った(DZ60とMint60と7sKBの話)

 だいぶキーボード狂いになってきた気もする(ピエロじゃないよ)、7sKBを組んだのでその練習に書くことにする。

 

 さて前回はいかにして沼に突っ込んで帰ってこられなくなったかを書いたような気もするが、今回は60%キーボードの話をしようと思う。

 「そのうち設計もしてみたいなぁ」「テンキーレスは意外とデカイ」「どうせやるなら60%を設計してみたい」なのだから題材に選ぶにはもってこいだ。

 

 キーボード遍歴的にテンキーレスがメインだった自分が、自作キーボードで一体型もほしいなで手を出したDZ60。これがかなり自由度も高くていい感じなのだが、じゃあ分割はどーよ?ということでMint60を組んでみて結局よくわかんねえなぁとなり、MX版が舎に委託されたら買おうと決めていた7sKBが「これだ!」という具合だったのでそういう話をする。

 

 さてまずDZ60だが、PCBとキースイッチとキーキャップの他に、プレートとケースが必要になる。この両者によって重量を稼ぎ安定感を増した打鍵感を手に入れることができるのだ。そこにそれなりのお値段のするスイッチにPBTのキーキャップで概ね一体型として一つの到達点と言ってもいいキーボードが完成する。

 お値段もそれなりになるがケースは樹脂から木製からアルミまで選べるしプレートもANSIかISO対応のものが選べるので「JISじゃなきゃやだもん」派でも選択肢に十分入ってくる、問題はキーキャップだが……

 省スペースで組みやすく、移行コストも低いので1枚持ってて損はない自作キーボードの導入にはピッタリなポジションにいると思う。

 

 次にMint60について。これはPCBをアクリルでサンドするタイプの分割60%キーボードだ。とにかく組みやすく設計され、スルーホールダイオードを使用、テープLEDで光る、ものによってはキーキャップまでセットで販売もされているこれも自作キーボード入門向けのキーボードだ。

 個人的にはアクリルのみのサンドはたわむし軽い、またキースイッチをはんだ付けする際に気をつけないとマウントプレートからスイッチが浮いてしまいやすい(それだけ余裕のあるプレートの作りになっていると感じる)のでそこで失敗すると後が痛い印象だ。

 また、分割60%を組んでみるのが目的で購入し、キースイッチを安いものにしたため打鍵の満足感はたわみとのあわせ技で微妙なものになってしまった。

 キーキャップはABSのダブルショットのものを使用しているが、いまいちさわり心地が好みに合わなかった、色はとてもきれいなんだけども。

 多くのビルドログがあるため、情報も多く入手性も高い。組み方とキースイッチへの投資が足りなかったためにどうしても評価が偏り、3枚の中では低くなってしまうが、設計の参考や他のキーボードとの比較としての役割を全うしてくれたと思っている。

 

 最後に期待の新星、7sKBだ。

 HHKBベースの配列で60%分割キーボードだが、PCBを割らなければそのまま1枚ものとして組むことが可能、かつ割っても噛み合いが良いので一体型的な使用もできるし現にそのように使用している(Mint60はアクリルのサイズの都合上左右間に多少のスペースが空いてしまう)。

 自分はMX互換スイッチを使用したかったのでMX版を購入したが、より薄型を使用したい人のためのchoc版もあり、またオプションも多数検討されている拡張性の高いキーボードだ。

 DZ60に比べるとどうしても使えるキー数が少ないため、レイヤへの割当を工夫する必要性はあるが、使い込むうちに慣れてくるだろう。

 自分はMX版にタクタイルスイッチをシリコングリスでルブしたもの、アーキサイトのProgressTouch用の交換PBTキーキャップを嵌めて完成させた。Mint60の反省もしつつ、打鍵感はスイッチと堅牢な設計の筐体によりとても満足している。

 MX版はサンドイッチ構造の隙間が気になるので、千石電商で購入した絶縁テープで筐体の隙間を隠すようにテーピングしている。黒いペンで塗装する以上に質感が良くなるのでオススメだ。

 

 JIS配列ベースで組み上げたが、キーのサイズがどうしてもという欠点はあるものの、分割・一体運用可能な打鍵感の良い60%キーボードが完成し非常に満足している。

 今後も企画されているというバリエーションやオプションにも期待が持てる。

 

 

 ここまで3枚のキーボードを比較してきた。どれも強みはあるが最終的には配列と打鍵感と周りからうるさいと言われないかととの、好みと環境あたりに収束する気がする、次に組んでみるキーボードの参考になれば幸いだ。

 あ、ちなみに我慢できなくてCatalystとホルスター買いました、Laplaceは基盤が死んだっぽいのでなんとか修理できないか調査中、40%むずかしい。

 今度は会ってキーボードの話しましょう。

 

 

自作キーボード沼の話

 最近は自作キーボードの記事しか書いてないし、寝ても覚めてもキーボードのことばかり考えている気がするし、次いつ遊舎工房へ行くかばかり考えている。 考えていないのは財布の中身だけ。

 

 それはともかくキーボードのことを意識し始めたのはいつからだろうか。

 あれは学生だった頃、ゲーム用の自作PCを組むときに札幌のツクモのお兄さんに、キーボードのおすすめを尋ねたのが始まりだったかもしれない。

 その時は無難にCHERRY MXの茶軸(クーラーマスターが出してた)のを購入し、まだ実家で使ったりしているが流石に掃除しないと大変なことにはなっている。

 当時の店員のお兄さんはわかりやすくキョドったオタク語りで、やはり耐久性と打ち心地は静電容量無接点式ですね……と語っていたのを鮮明に覚えている、どちらかというと内容よりその語り方の印象の方が強かったが。

 なんだかんだ学生時代は、ノートはThinkPad X60、デスクトップは茶軸という生活で割と打ち心地は悪くない環境にいた。

 というかそれ以前はノートのパンタグラフとかメンブレンでイマイチ打ち心地を覚えていない。

 それから就職してX230を買い、リアルフォースの45グラムを買い(PFUの墨モデルでさっぱり刻印が見えないやつ)、もうリアフォで十分でしょ、ヘタったらまたリアルフォース買えばいいしと思っていた。

 

 転職し秋葉原へのアクセスが以前より容易になり、遊舎工房の実店舗がオープンし、なんだか自作キーボードの話がちらほら聞こえるようになり、大沖氏のnoteが割と面白かったりでGWにmeishiを組んだのが自作キーボードの入り口だった。

 CHERRY MXの静音赤軸と銀軸で組んでからたまにキースイッチを触る程度だったが、11月の連休になってErgo Dashを組んだ。

 そりゃああれだけ分割キーボードがさも流行っているように見えて、しかも知人が使っていると聞いたら気になってしまうので組んだが結局使いこなしていないのが現状だ。親指周りに2Uのキーが使えるのは中々イカした設計だと思ってるが、配列に慣れたりする前に、友人がAngelina72なるキーボードを設計して遊舎工房のフリーマーケットに出してしまったのでそっちを触るようになった。

 ランドが剥がれたのを修理したりと色々いじったが未だにキーマップが固まらずMDA Big Bang 2.0をハメて頭を悩ませてくる、エロゲヒロインみたいな名前だしそりゃあ悩ませにも来る。

 

 今まで組んできたのはマクロパッドか分割キーボードだったので、今度は一体型を組もうと思い、いつも通り出舎してDZ60を買った。こいつのいいところはType-C端子が使えるところだ。ISO対応のアルミプレートを購入し、若干スカスカ感はあるがいい感じのキーキャップをハメ、Zilentの65グラムとかいう高めのスイッチを使っていい感じの日本語キーボードとして使っていたが、年末年始帰省したときに自作キーボードの布教と自慢を兼ねて父親に触ってもらううちにプレゼントすることになった、リアルフォースより高いんだぞコレ。

 あげてしまったので結局リアルフォース生活に戻るも、やはりZilentとかいうあの静音タクタイルに魅了されてしまった我々としてはいてもたってもいられず再びDZ60の基盤を購入していた。

 残念なことにISO対応のアルミプレートがなかったので真鍮プレートを買ったが、最下段の配列が自由にならなかったので結局ANSI対応のアルミプレートを購入した、真鍮プレートの引き取り手募集してます。

 というわけで再びZilentの65グラムに今度は流行りのルブに感化されシリコンスプレーを吹いて、Angelina72からキーキャップを引っこ抜いて他のISOエンターとかと組み合わせて使っていたが、ついに先日XDAプロファイルのISOエンターが入ったキーキャップセットを購入し、概ね最強のDZ60が完成した。 あとはLEDがバカみたいに赤しか光らないのを好みのおとなしめの色に直すだけだがまだ調整していない。

 

 次に何を組もうと思ったときに、40%は小さいしなそれこそ30%は小さすぎる、分割でエルゴ系もいいけどという時に7sKBが出たこれはいいぞと思い2週間くらい悩んでいたがついに売り切れた。薄型を取るかMX版を取るか決められなかったのと、やはり最下段の配列とBの位置が頭を悩ませ続けるのであった。

 これはもう設計するしか無いと厚めの薄い本を買って設計できるよう勉強だなと思いつつ、やっぱり電子工作自体はしたいので店頭にもあるしChoco60かなという気分で今コレを書いている。

 

 キーボードはメカニカルの自作がメインになりつつもやはり市販品の静電容量無接点式キーボードで気になるものはいくつもあるわけでこいつらをいつ買ってやろうかというか買えるだけの金で今まで組んできただろうがという感じだが、HHKBの最新モデルとNizが気になっており、特に後者は異常に高価というわけでもないしキーキャップもMX軸と共用なので変えるのも簡単だしとどこかで手に入れたい気分。

 

 設計はそのうちやるとして、ともかく手持ちのキーキャップの選択肢を増やしたいと思うようになっておりついテカらないPBTを選んでしまうがウーンABSダブルショットのあいつもかわいいなみたいになってしまいここにも沼がある。

 

 あらゆるパーツが沼の入り口になっており、大変財布が厳しい感じになってきた気もする。それはそうと一人で家でもくもくはんだ付けするのも好きだが、なんだかんだ誰かとワイワイ喋ったりしたいのも事実なので、今度作業スペース借りたりしようかな誰かいないかなみたいな気分でいる。

DZ60組んだ(2台目

 なんで2台目を組むことになるかというと、帰省したときに初代を父親に譲ってしまったからである。気に入ってもらえているようなのでなにより。

 かかったコスト的に素直にリアフォR2かHHKBの新型買えよという感じではあるが……組むのが目的なので……

 

 いつも通り遊舎工房(1周年おめでとうございます)にパーツを買いに行くも、ISO対応のアルミプレートの取り扱いを終了してしまったとのこと。

 そこで思い切って真鍮プレートを買うも真鍮プレートだと最下段の自由度があまりにもなさすぎたため、結局アルミプレートを買い直すことに。

 フリマかなにかあったら放出したい。

 

 スイッチは前回と同じZilentの65グラム、キーキャップはアーキサイトのいつものやつとMDA Big Bang2.0を混ぜて組むことにした。

 結果Angelina72が素っ裸になってしまったのでなんとかしなければならない気がする、ヘッダ消しちゃってから72鍵の設定してなくて放置されている……

 舎の1周年記念くじは当たらなかったのでルブステーションは持ってないが、ここ最近ルブの話題が尽きないのでトチ狂ってハンズでクレのシリコングリスを買って吹くことにした。確かに効果がある……

 グリスを吹いたのでキーの押下はちょっと重くなったもののバニラより静かになった気がする。

 カーソルキーをどうしても入れたい都合上、右下の配列が変なことになってるけどまぁ大丈夫でしょ、自分しか使わないし。

 

  最終的にもっとキーキャップが色々欲しくなってしまったという感じでコレ無限に時間と金が溶けていくな……次は7sKBあたりを組みたい

DZ60組んだ

 前々からProgressTouchのTKLかTinyの静音赤軸が欲しいなーと思っていたが(仕事で使おうとか思っていた)、メカニカルなら自分で組んじゃったほうがいいなみたいな気分になってDZ60のPCB他を遊舎工房で買って組んだ。

 

 今回のキーキャップはProgressTouch交換用のものをヨドバシで購入、スイッチを静音タクタイルのZilent67gとした。

 ケースはアルミの黒、プレートはAタイプ(ISO対応のもの)アルミ、ルブは塗っていない。

 

 国内の自作キーボードキットはやはり分割の物が多く、また一枚ものでもキー数を抑えたもので特に方向キーを多様するのでそれがデフォルトで押し込めるPCBを探すとDZ60ということになった。

 Ginghamあたりもかわいいしいい感じだけどコレはそのうち組んでみたい気がする。

 

 ソケット化したかったのでmil maxを使ったが、Escキーの箇所だけどうしても径が足りなくそこだけ直接はんだ付けすることになった。

 

 最後にキーマップを決めファームを焼くところが手間取ったが、ヘッダファイルをいじってなんとか使えるようにした。ヘッダ触るのは重い。

 キーマップ自体はQMK Configuratorで書き出してやった、最後に手で修正入れればいいので一発目出す時はコレが楽でいいですね(登録されているPCBを使うときは)

 

 値段の割にキーキャップがいい感じだが、ケースとプレートの影響か静音だが金属音が割と響く。

 職場で使ったらうるさいかなという感じなので、おとなしく静音赤軸とか静電容量無接点方式の静音モデルとかを買うべき、HHKBの新しいのも出たので気になっている……

 

 自作キーボードはキーボードを組むのが目的であって、使うのは二の次になってきている……単にパーツ選んで電子工作するのが楽しいので……

 

 面白そうなキットがあれば組みます。