南千歳観察帳

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ThinkPad X60にUbuntuを導入した

 5年半ほど前に中古で購入したThinkPad X60をXPサポート切れたしなんとかしようと思ってちょっと前に部屋に転がっていたWindows7を入れたところ、64ビットは走るものの(おかげでRAMは3GB認識するようになった)常にファンが全力回転し、Chromeのタブ切り替えももたつき、メインマシンで使っているTweenを使おうと持ってきた時にX60には入れてなかった.NET Framework 4.0の導入にも手間取り、しまいには熱暴走して落ちた。「流石にこいつはもうダメだな」と思い、最近は新しいラップトップ、特に持ち運びが容易なモデルを探していた。

 5年以上使っていればそれなりに愛着も湧くし、何よりトラックポイントとキータッチはとても好みのマシンであった。 前々からSSD導入すべきかなあとかは考えてたんだけど、そこまでして無理に延命するための投資するくらいなら新しいマシン買うよねって感じ。買い替え候補としてはX1CarbonかX250あたりかなぁと思っていたが、最近のやらかしを見てるとちょっと避けるべきな気がする(というかトラックポイントあるのになんでタッチパッドあるんだよ外せよとホットモック見る度に言ってる)。Macも触ってみたい気持ちもあり、MBAやMBPも悪くないなぁと思う。WindowsならXPS13もよさげではある。レッツノートは高すぎる。Surface4もよさそうではある。自分の懐は暖かくないし、そのくせメインマシンを基準に考えるせいで要求スペックはそれなりに高くなりがち、身の程をわきまえろという感じだ。いつかは買い換えないとならないのだが、帰省している今とりあえずX60持ってきてるし、文章書いてブラウジングができて、Twitterできればとりあえずはいいか、iPhoneの見やすいが小さい画面とにらめっこし続け視力を削るのは嫌だし、第3世代iPadで入力のもたつきにイライラしたくない(iPadバンダイチャンネルやアマゾンで動画見るのは悪くないが、特性上1画面で同時に複数のことがやれないのが辛い)。

 というわけで食わず嫌いだったがUbuntuを導入することにした、Ubuntu自体へのこだわりはないが有名だったのと、実家にブートメディアが転がっていたからだ。もっと軽いディストリビューションもあるようでそちらを導入しようと思っていたが、とりあえずどんなものか触ってみみるべきだし、そもそも手元のマシンでOS落としてメディアを作成するのも面倒だ。人間楽するのが一番だと思うし、楽するために辛くない程度に頑張るのが健康的だ。導入への不安もあった。日本語入力、特に変換周りはここ数年すっかりGoogle IMEにどっぷりでその使用感からかけ離れると不便だ。iTunesを利用した音楽のDL購入や、mp3に変換してCreative ZENへの転送ができないのは困る。というかDL購入→転送をサブマシンでもできるようにしたいのがWindowsを使いたい理由なのだが、X60でまともに動かないんじゃしょうがないのだ。俺は追い込まれていた。

 外付けの光学ドライブにLive CDをぶち込んだ。そこからガコガコ読みまくってた時が一番時間がかかっていたように感じる。一旦起動し、とりあえずWindowsは消さずデュアルブートで突っ込む。全部日本語なのでさほど不便なくインストールし再起動。あんなに回りまくってたファンはすっかりおとなしくなり(ブラウザ立ち上げる時とかはちょっと回るが)動作もキビキビしてて特に不満がない。トラックポイントの追従性だって悪くないし、中クリックでのスクロールもちゃんと動く。家で遊ぶくらいなら十分だと感じる、どうせ古いマシンだし。デュアルブートにするのも初めてで、イマイチパーティションの切り方が微妙な感じなのだが、どうせこの感じだとWindowsに戻さないと思うので入れなおして切り直そうと思う。

 やること放り出して遊んでしまったが概ね満足しているし、やってよかったと思う。この文章のバランスが悪すぎるのは問題だが、ここ最近考えてたこともつけ加えたということで。
 とりあえずトラックポイントのキャップが削れてるので欲しい……前に買ったのどこでなくしたんだろう……