南千歳観察帳

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リズと青い鳥を観た

 

 こんな危険な映画が世に出てしまっていいのか、とまでは言わないけどとんでもない映画でした。

 とにかくまず最初の足音からすごくて、そういう環境音とかでまず現実とフィクションの間にある脳の壁が溶かされる。

 そこに、強烈な感情の存在するストーリー、度々挿入される童話、音楽、これらが効果的な演出と組み合わさり脳に流し込まれる。

 映像の綺麗さと細かさが一気に情報量を増やしてきて。

 予感や予想をさせていた関係性の認識転換が高い精度で噛み合って。

 これに抗えるわけがないじゃないですか!

 映画館出てからフラフラでした、アルコール入れられる状態ですらなかったです。

 

 今年は結構面白い映画あるなーって中でも、純粋な面白さというか、この映画に関しては斜に構えて見るとかがサッパリ無かったです。

 TVシリーズの1作目しか見れてないので、コレどこかで追わないとなぁーっと思いました、元々好きだったけど環境がなくなってしまったのは本当に良くない。

 

 とにかく音の環境が大事だと思うので映画館で見るのがオススメです、ソフト出たらそれなりの音環境ないとパンチ足りないかもなぁっと。

 

 

最近読んだ本(作詞少女とぼくたちのリメイク)の話

 

 気づいたらどっちも何かつくる系のお話でした。

 流行りなのもあるけど、何かつくってる人が何考えてるのかみたいなのの一面をどこか見ることができたら面白いのかなって思いますこのジャンル。

 

・作詞少女

 この辺を読んで、読んでみようってなったんですよね。

maname.hatenablog.com

hikuran.hatenablog.com

 そもそも探してもなかなか見つからないなーって思ってて普通の本屋だと置いてなかったりで、アマゾン使うかヤマハの書籍コーナーに行くのが良いかなっと思います。 僕はヤマハで買いました。

 以前読んだ作詞の教科書的な本はなかなかピンとこなくてふーんみたいな感じだったんですけど、コレ結構具体的というかやり方がパキっと示されててわかりやすかったです。 ストーリー(目的)が存在するので、そのためのアプローチっていう感じで、ふわっとこういうことやってるってアレコレ出されるよりも良かったと思います。

 お話自体はまぁ……主人公ちゃんの気持ち~(自分の胸が痛い)なのと、百合ですね、百合なのかな……? 絵は可愛い。

 

・ぼくたちのリメイク

 2巻のあとがきの話聞かなかったら手を出してなかったと思います、ほーんとこいつさぁって言われるやつです。

 実はGAの妹のやつがキツくて挫折しちゃって、読めるか結構不安だったんですけどフォセットのシナリオが良かったのと(去年やりました)、あとがきのダブルパンチでロゴの技術書系以外も読めそうかなみたいな感じで。

 2巻までは強くてニューゲーム要素アリの、創作系ラノベだなみたいな印象止まりだったんですよね(制作部分は経験と取材から来てる実際的な話っぽくて好きなんですけど)。

 3巻で結構ガツンと暗いことやって、そういうこといけるんだっていうのが見えてすごく奥行きが出たのが良かったです。

 4巻はどこか映画的というか、尺の中で状況に入ってカタルシスが得られるみたいな感じ。 大きい流れとしては割と前向きな感じに持っていったので、今後またキツい展開があったりすると喜びます、マゾなのかこいつは。

 

 

 最近読み終わったところだとこんなところです。

君はもうレディ・プレイヤー1を観たか?

 自分は観ました(挨拶)。

 今年の春はすごいですね、観たい映画多いです。

 

 スピルバーグこれまでちゃんと観てこなかったんですけど抱いていた印象通りだというのと、キッチリ面白くてすごいなっと。 めんどくさいオタクになってしまってめんどくさいこと言って面白がるようになったのが悪い。

 

 細かくて見えなくてわからなくて拾いきれないものいっぱいあるんですけど、本当におもちゃ箱みたいに色々なものが詰まっていて満足でした。 ぱにぽにだっしゅ!の黒板ネタ拾うの好きだったの思い出すので、そういうの探してニヤニヤできるなら是非という感じ。

 

 確かに3D映画にありがちな"そういう"映像だったり、ベタベタの王道的展開に付随するベタベタの説教臭さみたいなものはあって、そこにうへぇーっとなるところはあるものの、基本的にそりゃこういうゲームあったらやりたいよねっていうものが投げつけられてよかったです。

 

 何より「俺はガンダムで行く」ですよ、キッチリ丁寧にここまで持ってきてのセリフと展開。 まぁ性質上アニメで見るガンダムっぽくない動きではあるんですけど、それでもMGのパッケージみたいなガンダムがゴリゴリ動くのはすごかったです。

 

 字幕版で観たんですけどもうちょい英語聞けて教養あったら面白がれるはずだなぁっていうのと、吹き替えキャストが結構魅力的なのでいずれそっちでも。

 

 この映画気に入った人にオススメしたいのが、スコット・ピルグリムVS邪悪な元カレ軍団なんだけど、これも結構ゲームとかの影響が強い映画(原作は漫画)で共通点も多いかなという感じ、VRゲームではないけども。

 

 ともあれ楽しい映画でした、未見の方は是非是非。

 

VA-11 Hall-Aをプレイした

 サイバーパンクバーテンダーアクションであるところのVA-11 Hall-A(ヴァルハラ)をプレイした。
 バーテンダーアクションと銘打っているものの、アクションというよりかはアドベンチャーゲームで、バーテンダーらしくカクテルを提供するところがアクションかなーという感じ。
 基本的には画面下部に表示されるテキストを読み、都度カクテルを作り提供するゲームで、操作に難しいところがあるとかは基本的にない(やることは単調なので段々と飽きてくるところはあるけど)。


 もともとサイバーパンクというジャンルが好きなのもあり、その世界観にあっさりハマることができた。
 触れるきっかけとしてはサイバーパンクのジャンルのゲームが出てたという前情報、アマゾンプライムでサントラ2枚が配信されており、バルドなんかで聞き慣れたその手のジャンルの楽曲がとても良かったから。
 ディストピア、遺伝子操作、サイボーグ、アンドロイドなどが当たり前のようにそこに在るというのが描かれておりこの辺にフックする人なんかにやってほしい、あと巨乳ハッカー


 長いシナリオではなく、事物のすべてが語られるわけではないが、奥行きの感じられる世界観、最初はさほど強い自己主張をしない主人公ジルにきちんと最後はフォーカスしていく構成で、それらが軽妙な語り口で、時折下ネタが挟まれつつ進行していくのは、開始前にアルコールとつまみを用意してリラックスしてプレイしてくれと言うだけあってどこか心地良く感じた。
 1周目はノーヒントで、2周目以降はエンディング回収のために攻略を見ても良いのかなという感じ(隠し要素とかがあるので)。


 PCではSteam、PS VITAではパッケージ版とDL版があるので手に取りやすい方で、パッケージ版はあんまり店頭で見かけないけど。


 それはそうとリアルフォース買ったんですよ、あのキーボードの。
 打ちやすくていいですね、いい買い物しました。安くはないですけど。
 この記事も丁度プレイした時期と、買った時期が近かったので鳴らしも兼ねてという感じで。

 

2017年に読んだものまとめ

 今年もお世話になりました、来年もよろしくお願いします、特に就職方面で……

 

 多分2017年中に読んだっぽいものです、16年の後半とかが混ざってそうなのと、最近手放してて読んでても覚えてないのが増えてしまった……

 

 小説

 

 ・バビロン(野崎まど)

   野崎まどの中で一番胸糞悪い話とか言われてるけど、これ3巻さぁみたいな感じなのでなんとも。

 

 ・死なない生徒殺人事件(野崎まど)
 ・パーフェクトフレンド(野崎まど)
 ・舞面真面とお面の女(野崎まど)
 ・2(野崎まど)

   [映]アムリタから2まではひとつづきなので順番に読むのがいいやつ、尖った天才みたいなのを書くのが強い。

 

 ・独創短編シリーズ 野崎まど劇場(野崎まど)

   これザックリ読みやすくて変なことしてるので良い野崎まどだと思う、続きをくれ!

 

 ・僕たちのリメイク(木緒なち)

   2巻まですごい前向きな感じだけど、こう3巻で悪いことしてるので僕は悪いことするのが大好きです。

 

 ・虐殺器官伊藤計劃

   映画の予習に読んだけど映画大事なとこやらないのはどうなんだろうとか思ってた、脳の話に弱い。

 

 ・僕が愛したすべての君へ(乙野四方字
 ・君を愛したひとりの僕へ(乙野四方字

  僕が愛したの方のメガネの子がかわいいやつ。

 

 ・正解するマド(乙野四方字

   カドさん!やっちゃってください!

 
 ・アンドロイドは電気羊の夢を見るか?フィリップ・K・ディック

   だいぶ前に読んだので忘れたけどこういう話だったかみたいなことは言った記憶がある、ブレードランナーは寝る。

 

 ・アンチスキル・ゲーミフィケーション土橋真二郎

   所謂ファンタジー系異世界に行くタイプだけど競馬とかやってて安心した。

 

 ・AIに負けた夏(土橋真二郎

   電撃文庫の方で出してる、「女の子が完全なる恋愛にときめかない3つの理由」と世界観が近いやつ、美少女アンドロイドと付き合いたい。

 

 ・RE;SET>学園シミュレーション(土橋真二郎

   いつも通りと言えばいつも通り。

 

 ・処刑タロット(土橋真二郎

   いつものデスゲーム!

 

 ・86-エイティシックス-安里アサト

   結構ミリタリーとか戦闘描写頑張ってて好き、たまにくさいけど同種のにおいがする。

 

 ・ファイナルファンタジーXIV きみの傷とぼくらの絆(藤原祐

   ワイン拾いしてたので140万点。

 

 ・ソードアート・オンライン ムーンクレイドル(川原礫

   すっかりゲーマーから救世主になっちまったキリトさん。

 

 ・冴えない彼女の育てかた丸戸史明

   ギャルゲーメタネタが減ってしまったのが悲しいのと、13巻流石に文体が手癖すぎてもうちょっと制御して! 劇場版なにやるんですかこれ……

 

 ・時空のデーモンめもらるクーク(丸戸史明

   冴えカノ終わったし、こっちに出してメタで殴って欲しい。 マルセイバターサンド積みます。

 

 ・Just Because!鴨志田一

   読みながら悶えると思ってなかった、アニメはおっぱいがでかい。

 

 漫画

 

 ・新装版メダロット(ほるまりん)

   漫画としては読みにくいけど、テーマが本当に良い。

 

 ・カーグラフィティJK(さきしまえのき)

   人間関係がざっくりしてて良い、かわいい。 車も良い。

 

 ・新装版ラブひな赤松健

   今読んでも面白くてズルイ。

 

 ・虚構推理(城平京/片瀬茶柴)

   小説連載分まとまらないかな。

 

 ギャルゲ・エロゲ

 

 ・パルフェ 〜ショコラ second brew
 ・この青空に約束を―
 ・フォセット

   戯画ライブで死ににいく準備はできたぞ。

 

 ・FOLKLORE JAM
 ・ままらぶ

   NG恋手元にあるけどリニューアル版買うかぁー、やるのは27歳になってからやります。

 

 ・WHITE ALBUM2 幸せの向こう側
 ・WHITE ALBUM2 ミニアフターストーリー

   こいつ丸戸ばっかやってる割に旧作掘り終わらないゾ。

 

 ・大図書館の羊飼い
 ・千の刃濤、桃花染の皇姫
 ・Princess Holiday 〜転がるりんご亭千夜一夜〜

   オーガストの唐突なSF最近減ってるのでまたやってほしい。 痒いとこ以上に手が届くゲームシステムですごい。 大図書館は結構刺さったのでFDやりたい感じ。

 

 ・潮風の消える海に

   再プレイしたけど本当に良い、lightはギロチン作ってる場合じゃない。

 

 

 思ったより読んでる気がするけどまだまだ足りないというか時間と体力がないのがツライ。

 今後はバルドブリンガーとか雑誌についてきた完全収録とかあおかなとか途中だったりするのでなんとかしたい。

 

 そんな感じでよろしくお願いします。

 

X230のSSDを入れ替えた

 

 春頃衝動的に中古リフレッシュ品のX230を買ってぽちぽち使ってたわけだけど、ゲームちょっと入れたりなんだりしてたら容量足りないなっていうのと、パーティション切ったりしたいなと思ってSSDを入れ替えた。

 大したものも入ってないので結局クリーンインストールしたわけだけど、ネットで見ると環境をそのままに新しいストレージに突っ込む方法が多く紹介されていたのでUSBで繋げるケーブルも買ったがいらなかったかもしれない。

 

 

 SSDの換装自体はアクセスが容易なので、開ける、スペーサー類を新しいSSDに付け替える、戻すの手順で終わる。

Windows 10 のダウンロード

 これを利用してOSのメディアを作成しておきインストールする。コルタナのパートが長いように感じた。

 後に必要なソフトウェア類をインストールして終了。

 

 まぁ大体ブラウジングtwitterテキストエディタエロゲーあたりがメインなのでこんな感じでいいのかなと。

 アクションパートが結構がっつりあるバルドハートが割と快適に動くのがわかったので満足です。

 

 新しいマシンではないのでこれ以上金かけるのもどうかなみたいなのはあるけど、メモリ増設くらいはしようかなと思っている。それより余ったSSDの使い道をどうしよう、裸でつなぐのもアレなのでケースでも買って使うのがいいのかもしれない。

 

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魔法少女リリカルなのはReflection観てきた

 すげー面白かったです、発表からだいぶ待ったのと、2ndA'sが個人的に微妙だったので期待値が下がってたのもあると思うけど。

 2作目で不満だった、家族がさっぱり喋れないのに家族の話を説くとかいう微妙な空気を、アリサとかすずかの親を出していったり桃子さん喋ったりとクリアしていっててとても良かった。
 個人的になのはの魅力は色々あったけどちゃんと家族があって育ったなのはが、事情のある子を殴ってお話するとこだと思ってるので。


 姉妹の家庭事情パートちょっと長いかなっとは思ったけど、ああいう気持ちの抱き方とても素直なのですごい好きです。

 見てるこっちが恥ずかしくなるような訓練含めたなのはサイドの日常パートでした、良い子しかいねえ。 あとフェイトちゃんの乳首。

 本当に親が出てきて喋ってるだけでありがてえありがてえとかしてました、結婚指輪アピール込みで。

 なんかバイク乗ってるだけで防人感出てしまうし、バイク呼んだら来てくれるのオートバジン感あって可愛かった。

 クロノくん身長伸びたのに声変わりしてなくて、まぁしててもいいのかなーくらいの気分でした。新作杉田クロノもそのうち見たいかなみたいな。

 重機が変形始めてトランスフォーマーだった。ワイヤーといえばエグゼリカだ。

 技術系統とか流派の違う技の対応見てて、アウトロースター思い出してた。 大体無効化か有効打になるかに振るけど。

 大体みんな良い子なので、非情に徹しきれなくて何回やり直すんだ的な気もするけどそれはそれで。 毎度だけど本当にメンタル強すぎる小学生だ。

 ストレージデバイスとか、共通汎用装備とか出していくの好きです。 みんなスペシャルすぎるので、そうじゃないの出てくると奥行きが出るというか。

 巨大ロボ含めて、後半の戦闘結構ファフナー感あったなぁみたいな。 黒球いっぱい出すとか、同化みたいなことするし、ストライクカノン大体ルガーランスみたいになってるし、刺さないけど。
 全般的に持ってる魔法だけじゃどうにもならん規模になってきて、いろんなものとにかく突っ込んでいくの賑やかで好きです。

 今回はしょうがないけどはやてちゃんさほどみたいになってしまったので後半に期待したい、変身シーンくれ……

 この映画で一番シビれたレイアウトは、フェイトちゃんによる事情聴取シーンなんですよね。 なんで洗面所でやってるんだろうなーとかは思うんだけど、鏡に映り込むからちゃんとどっちのキャラクターの顔も画面に入るっていう。 ああいうのって画面分割でやるとか、どっちか片方だけ映すみたいになっちゃいがちなんだけど、不自然さをあまり感じさせずにやってていいなーっと。

 

 ともあれ、後編は更にメカ少女分マシマシで来そうなので楽しみですね。